「ナチュラル・トランペット 3」トランペット教室講師によるレッスン内容紹介。

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ノアミュージックスクールトランペット教室講師によるレッスンノート。

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トランペット

ナチュラル・トランペット 3

楽器法について。ナチュラル・トランペットは単なる一本の管であるため、基本的には倍音しか出せない。従って、音階全てを吹奏できず、古来より今日に至るまで軍事的な信号楽器であった。しかし、指揮官の傍らで信号吹奏による命令伝達の重責を担う戦場トランペット奏者は次第に騎士に準じる身分を有するようになり、能力の高い者は宮廷の権威を高めることになった。 そのため高音(クラリーノ)奏者は、倍音の間隔が狭く狙った音を当てるのが困難であるものの、音楽の旋律線の吹奏がある程度可能となる高次倍音(高音域=クラリーノ)の吹奏により習熟することになり、トランペットはパートが分かれながらも使用可能音域を拡大していった。各パートに分かれての野外トランペット楽団(トランペット・コー)の合奏や、ナチュラル・トランペット協奏曲がバロック時代に比較的盛んになったのはこのような理由による。そして、バロック時代はごく一部の高い能力の奏者が戦場トランペット奏者の地位よりも高い音楽的トランペット奏者職を得た。宮廷内でトランペット・ソナタやトランペット協奏曲を吹奏する任を与えられ厚遇されるようになったのはこのような第一級の限られた奏者であった。しかし、バロック時代の終焉までに政治的な理由で音楽的トランペット奏者職への登用はなくなり、協奏曲が吹けるようなクラリーノ奏者はバロック時代の奏者が引退もしくは死亡したであろう1780年頃までに自然消滅の形で一般的には廃絶した。その後の古典派のオーケストラにおいてはクラリーノパートの下の音域を担当していたプリンティパルパートの奏者が「残留」することになり、ティンパニと連動して低めの音域を担当した。この楽器法は17世紀の野外トランペット楽団にその用例が見られることから、古典派時代の奏者の演奏能力が「衰退」したという従来の見方も正されることになった。これらの見解は日本音楽学会の機関誌で唯一知ることができる。

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